介護の仕事における素晴らしさと喜び
私は外国から日本に移住して働いています。
私にとって介護の仕事は単に生活のために働く仕事ではありません。
多くの経験や喜び、そして特別な感情を与えてくれる仕事です。
働き始めたばかりの頃は食事、排池、入浴、移動、服薬、日常生活など、とても大変な仕事だと思っていました。
しかし長く働くほど、そのような日常的な仕事の中には、たくさんの大切な意味があることに気づきました。
私が最も嬉しいと感じることは、毎日ご入居者と接することです。

一人一人の性格や生活環境、これまでの人生の歩みが異なります。ご入居者のお話を聞いていると、私はただ介護をしているだけではなく人生の先輩方から多くのことを学ばせていただいていると感じます。
職場は温かく親しみやすい雰囲気があり、ご入居者と会話をしたり、気持ちを分かち合ったりする機会がたくさんあります。忙しい日もありますが、ご入居者の笑顔を見たり、楽しい話を聞いたりするだけで、気持ちが楽になります。

ある時、ご入居者が子どもの頃に広島で過ごした経験について話してくださいました。広島に原子爆弾が投下された時、あちこちで人が亡くなり、生活は非常に恐ろしい状況になりました。ご入居者自身は幸いなことに別の県で学校に通っていたため、直接被害を受けることはありませんでした。
その話を聞いたときに、ご入居者が今日まで生きてこられたこと、現在私たちと一緒に生活されていることは、決して当たり前ではないのだと感じました。ご入居者も「今まで生きてこられたことは、本当にすばらしいことです」と話されていました。

これからも、人生の大先輩になるご入居者のことを深く理解できるよう、もっと喜んでもらえるよう、安心して毎日を暮らしてもらえるよう、支援していきたいと思います。





