【インタビュー記事】\男性育休2か月取得/夫婦で乗り越えた育児と、深まったご入居者へのリスペクト

「男性でも育休って本当に取れるのかな?」「仕事と子育てって両立できるんだろうか?」――仕事と将来のライフイベントのバランスについて、リアルな職場の雰囲気や先輩の体験談を知りたいという方も多いのではないでしょうか。
今回は、大学(福祉系学部)を卒業後、2020年に新卒であなぶきメディカルケアに入社したいしづさん(アルファリビング高松伏石南 介護スタッフ)にインタビュー。
いしづさんは、2026年4月に待望の第1子が誕生し、約2か月間の男性育児休業(育休)を取得されました。育休取得のきっかけや夫婦での「日勤・夜勤」シフト制育児、ご入居者への想いの変化についてお話を伺いました。
福祉を目指したきっかけ
――まず、介護・福祉の道に進もうと思ったきっかけを教えてください。
高校時代、将来の進路に迷っていた時に学校で受けた「職業適性テスト」が最初のきっかけでした。様々な分野のグラフの中で、福祉の分野だけが突出して伸びていたんです。それを見た先生から「福祉なら将来も安定しているし、大学の推薦枠もあるよ」とアドバイスをいただき、進学を決意しました。
大学時代は「レクリエーション」の資格を取得し、新卒入社後はアルファリビング高松伏石サンフラワー通りのデイサービス(アルファデイサービスセンター伏石)に配属されました。3年前からは住宅型有料老人ホーム「アルファリビング高松伏石南」に異動し、ご入居者お一人おひとりの暮らしに寄り添っています。



男性育休2か月の取得――「全然いいよ!」とサポートしてくれた
――今回、約2か月間の男性育休を取得された経緯を教えてください。
2026年4月に第1子が誕生したのですが、実は出産予定日は5月で、約1か月早く生まれてきました。
妻(看護師)からも「育休を取ってほしい」という要望があったこと、早産で妻の身体的負担が大きかったこと、そして夫婦ともにお互いの実家が遠方にあり親族の日常的なサポートが得られない環境だったことから、2か月間の育休を取ることを決めました。本当は1か月間の予定だったのですが以上の理由から2か月間取得しました。生まれたばかりの我が子としっかり関わりたいという気持ちも強かったです。
――職場の反応や育休手続き、業務の引き継ぎはいかがでしたか?
施設長やサービス提供責任者(サ責)に相談した際、「全然いいよ!」と快く受け入れてもらえたのが本当にありがたかったです。社内システムのSmartHRや人事のサポートのおかげで、手続きもとても簡潔でスムーズでした。
職場のスタッフへの負担も懸念しましたが、日々の記録システム(MCS)の活用や委員会業務などの引き継ぎ事項をあらかじめ共有しておくことで、スムーズに引き継ぐことができました。入居者様にも「少しの間お休みをいただきます」と事前にお伝えし、温かく送り出していただきました。



夫婦で組んだ「日勤・夜勤」シフト
――育休中のお子様との過ごし方や、ご夫婦での役割分担について教えてください。
早産だったため最初は赤ちゃんが入院していて、家事をこなしながら面会に通う日々でした。退院後は、夫婦で「交代制(シフト制)」を組んで育児に臨みました。
妻が「夜勤担当」として夜間の授乳や夜泣き対応を行い、私が「日勤担当」として日中の授乳・抱っこ・おむつ替え、朝食・昼食の料理や家事全般を担当しました。私が日中に子どもを見ている間に、妻にしっかり仮眠をとってもらうスタイルです。
――介護の仕事での経験が子育てに活きたと感じる場面はありましたか?
すごくありましたね!おむつ替えやお風呂など、介護の仕事で日常的に行っているケアと育児には強い親和性がありました。
また、元々料理が好きだったこともあり、レシピサイトを活用して赤ちゃんの寝ている合間に下ごしらえを済ませるなど、段取り力もぐっと上がりました。抱っこマンで布団に置くと泣いてしまう時期は、片腕で抱えながら家事をこなすなど大変な面もありましたが、妻と協力しながら新生児期を乗り越えることができました。
育休を経て変わった意識――人生の大先輩へのリスペクトと働き方
――育休を経験したことで、入居者様や仕事への意識に変化はありましたか?
育児の大変さを身をもって体感したことで、入居者様や世の中のお母様方に対する見方が大きく変わりました。便利な家電や手厚い制度がない時代に、ワンオペで何人もの子どもを育てた入居者様や、家庭を持ちながら働く先輩スタッフに対して、「本当にすごい、人生の大先輩なんだ」という尊敬・リスペクトの気持ちが一段と強まりました。
――職場に復帰してからの働き方や意識の変化はいかがですか?
「定時でサッと帰って家庭へ」という時間管理の意識がより強くなりました。業務の優先順位を整理し、ダラダラ仕事をせずに効率よく働くことを心がけています。
2か月の仕事のブランクは結構大きく、復帰後戸惑いました。ご入居者の状態把握に時間がかかり、自分自身の体力の低下も感じました。周囲のスタッフに積極的に質問して情報収集を行うことで、徐々に現場の感覚を取り戻すことができました。


これから育休を取る人・就活生へのメッセージ――二人目が生まれても絶対取りたい!
――経済面での不安や、制度の利用やすさはいかがでしたか?
「パパママ育休プラス」など国の給付金制度やあなぶきメディカルケア(株)の独自のサポート制度である育児休業給付金+(プラス)を活用したことで、夜勤手当以外の手取りがしっかり補償され、経済的な不安なく安心して取得することができました。
――最後に、これから育休を検討する方や就活生へメッセージをお願いします!
これから育休を取る男性には、「絶対取ったほうがいい!取らないのはもったいない」と断言したいです。妻の負担を減らせるだけでなく、自分にとっても新生児期の我が子と濃密に過ごせる、人生の中で本当に素敵な時間になります。もし二人目が生まれても、私は必ず取りたいと思っています!
また、職場の理解とサポートに心から感謝しています。今後は自分が職場のサポートに恩返しをしつつ、これから育休を取る後輩や同僚を積極的に応援し、フォローしていきたいです。





