ショートステイ、デイサービスでの経験を経て、お一人おひとりの生活全体を支える住宅スタッフに
ショートステイ、デイサービスの経験を経て、リファラルで入社したアルファリビング川西能勢口駅前 介護スタッフ 益井 正子(ますい まさこ)さんにお話をお伺いしました。
前職の同僚スタッフが紹介してくれてことも後押しに
うつのみや
ますいさんはずっと介護の仕事をされているのですか?
介護の仕事は9年前から始めました。
前職はデイサービスで2年、その前がショートステイで7年勤めていました。
前職はデイサービスで2年、その前がショートステイで7年勤めていました。
ますいさん
うつのみや
それ以前はどのようなお仕事をされていたんですか。
サービス業で接客をしていました。
ファミレスで14年働いていました。
ファミレスで14年働いていました。
ますいさん
うつのみや
長く接客のお仕事をされていたんですね。
介護の仕事を始めたきっかけは何かあったのですか?
介護の仕事を始めたきっかけは何かあったのですか?
義母の看取りをして、その時に自分が何もできなかったという心残りがありまして。
義母は入院していたので、看護師さんにお手伝いいただいて、私は毎日様子を見に通うだけでした。
義母は入院していたので、看護師さんにお手伝いいただいて、私は毎日様子を見に通うだけでした。
ますいさん
義母は、「目を開けたときにあなたがいてくれるだけでいいから。」と言ってくれていましたが、本当に行くだけで何もできませんでした。
「何かしてあげることができたんじゃないかな」という思いと、自分も歳を重ねていき、いずれ介護を受ける側になるので、いろいろ勉強をしたいなと思ったのがきっかけです。
「何かしてあげることができたんじゃないかな」という思いと、自分も歳を重ねていき、いずれ介護を受ける側になるので、いろいろ勉強をしたいなと思ったのがきっかけです。
ますいさん
それでも、義母が亡くなってすぐはちょっと・・・「死」というものに怖いイメージがあって向き合うことができず、しばらく経ってからですね。
やっぱりやってみたいなと思い、ヘルパー2級の資格を取りまして、介護の仕事を始めました。
やっぱりやってみたいなと思い、ヘルパー2級の資格を取りまして、介護の仕事を始めました。
ますいさん
うつのみや
「死」に向き合うのが怖いとおっしゃいましたが、介護の仕事だと最期というか、別れと向き合う時が来ると思うんです。
そうですね。
ますいさん
うつのみや
最期と向き合う仕事に就くことに、不安や迷いはありませんでしたか。
以前に勤めたのはデイサービスとショートステイだったので、看取りと直接関わることがなく身近には感じていませんでした。
当社に転職する際、看取りもされているというのを聞いて、それが1番自信がなくて。
どのようにしたらいいか、「看取りをしたことがないので勉強させてください」というのは施設長に話しました。
当社に転職する際、看取りもされているというのを聞いて、それが1番自信がなくて。
どのようにしたらいいか、「看取りをしたことがないので勉強させてください」というのは施設長に話しました。
ますいさん
今も看取りの方が何人かいらっしゃって勉強中です。
何というか、病院的な感じではなくて、本当にアットホームな感じでご家族も見えられて、ご家族の気持ちもわかるので、当ホームで穏やかに最期を迎えることに、変な言い方ですけど、素敵だなと思いました。
何というか、病院的な感じではなくて、本当にアットホームな感じでご家族も見えられて、ご家族の気持ちもわかるので、当ホームで穏やかに最期を迎えることに、変な言い方ですけど、素敵だなと思いました。
ますいさん
うつのみや
当社にご応募いただいたきっかけはありますか。
求人広告を見ていまして、当社のことが気になりました。
以前一緒の職場に勤めていた看護スタッフが、当ホームで働いていることをチラッと聞いたことがあったので、連絡してみたら「紹介しましょうか、一度見学してみませんか。」と言っていただいて。
それでもっと興味がわくようになりました。
以前一緒の職場に勤めていた看護スタッフが、当ホームで働いていることをチラッと聞いたことがあったので、連絡してみたら「紹介しましょうか、一度見学してみませんか。」と言っていただいて。
それでもっと興味がわくようになりました。
ますいさん
うつのみや
リファラルで入社いただいたんですね!
見学してみていかがでしたか?
見学してみていかがでしたか?
すぐ施設長が見学日を決めてくださって、コロナ禍だったのでお部屋は見れなかったんですけど、レストランを見せていただきました。
スタッフがちょうどお昼休憩の時間帯で、和やかな雰囲気で良い感じだなと思いました。
スタッフがちょうどお昼休憩の時間帯で、和やかな雰囲気で良い感じだなと思いました。
ますいさん
うつのみや
他の介護施設でお仕事されていたので、他社に比べて良いところ悪いところ、働きやすさの点ではどう感じましたか。
私が思い描いていた通りアットホームで、ご入居者のことをスタッフが本当に理解している点が良かったです。
まるで家族のように、ご入居者のためになるように提案したり、励ましたりしているので、素敵だなと思います。
まるで家族のように、ご入居者のためになるように提案したり、励ましたりしているので、素敵だなと思います。
ますいさん
ご入居者第一にチーム全体で意見が飛び交う環境
うつのみや
これまでデイサービスでお仕事されていたと思うのですが、当社に入社する際は住宅とデイサービスのどちらを希望されていたのですか?
住宅です。
ますいさん
うつのみや
そうなんですね。
住宅を選ばれた理由はありますか。
住宅を選ばれた理由はありますか。
お一人おひとりの生活に関わりたいと思ったからです。
ますいさん
デイサービスでは一日の中で、一部の時間しか関わることができませんでした。
ショートステイも同様で、ご自宅にいらっしゃらない短い時間しか見ることができませんでした。
それで、皆さんの生活のお手伝いができたらと思いました。
ショートステイも同様で、ご自宅にいらっしゃらない短い時間しか見ることができませんでした。
それで、皆さんの生活のお手伝いができたらと思いました。
ますいさん
うつのみや
住宅のスタッフとして働き始めて、これまでと違った気づきはありましたか。
デイサービスで勤務している時は、ご利用時間に楽しんでいただくことを意識していました。
住宅ではその方の一日の流れや、どのように過ごされているか、その方らしさを大切にしています。
皆さんご趣味を持たれていたり、自分の時間を有意義に上手に使われておられたり、見習いたい部分もあります。
住宅ではその方の一日の流れや、どのように過ごされているか、その方らしさを大切にしています。
皆さんご趣味を持たれていたり、自分の時間を有意義に上手に使われておられたり、見習いたい部分もあります。
ますいさん
あと、時間内にサービスを行うことや、コール対応をすることはこれまでと違っていました。
ますいさん
うつのみや
ご入居者と向き合う中で、難しさを感じることはありますか。
入社した当初、ご入居者に「新しい人」だというレッテルを張られているというか。
信頼されていないと感じることがあり、信頼してもらえるまではちょっと、しんどかった部分もありました。
信頼されていないと感じることがあり、信頼してもらえるまではちょっと、しんどかった部分もありました。
ますいさん
あと、言葉のかけ方で難しく、あまり応えてくださらないご入居者もいらっしゃって、先輩から「大丈夫よ、こんな風にお声がけしたらいいよ」とアドバイスをいただきました。
その繰り返しで、お一人おひとりのことが少しずつわかるようになってきました。
その繰り返しで、お一人おひとりのことが少しずつわかるようになってきました。
ますいさん
うつのみや
「まだ信頼されていない」というのは、どんな時に感じましたか。
車いすから椅子に移乗する時も、「私のこと知ってる?大丈夫?」みたいな雰囲気が伝わってきたり、直接言われたこともあります。
ますいさん
後に、「あんた最初は嫌やったけど、ようなってきたわ」と言っていただいて、信頼していただけたと実感できました。
ますいさん
うつのみや
少しずつ距離が縮まって、お褒めの言葉をいただけるのは嬉しいですよね。
ご入居者からコールがあり訪室すると、「あんたが来てくれて良かったわー」と言っていただいたことがあって。
その方はどのスタッフにも同じようにお声がけくださるんですけど、私にも言ってくださった時は本当に嬉しかったです。
その方はどのスタッフにも同じようにお声がけくださるんですけど、私にも言ってくださった時は本当に嬉しかったです。
ますいさん

うつのみや
対応が難しいと感じることはありますか。
入浴介助の時に、お風呂でも動いてくださらないご入居者がいらっしゃって、どうしたものかと悩んでいました。
その方は音楽がお好きで、お部屋で過ごされている時にもずっと音楽を聞いて、テレビを見て口ずさんでおられることもありました。
先輩スタッフから、「お風呂の時も音楽をかけると楽しそうにしてくださるよ」とアドバイスいただいて、音楽かけてお風呂に入ったら、ご本人も口ずさみながら、気持ちよく入っていただきました。
その方は音楽がお好きで、お部屋で過ごされている時にもずっと音楽を聞いて、テレビを見て口ずさんでおられることもありました。
先輩スタッフから、「お風呂の時も音楽をかけると楽しそうにしてくださるよ」とアドバイスいただいて、音楽かけてお風呂に入ったら、ご本人も口ずさみながら、気持ちよく入っていただきました。
ますいさん
うつのみや
普段からスタッフ同士で、色々話し合う時間はあるんですか。
私は何でもすぐ相談するのですが、先輩スタッフも皆さん「何でも言って」とおっしゃってくださいます。
相談すると「こうした方が良いよ」「それはこうよ」とアドバイスをくださったり、「こうしてみようか」「これを試してみようとか」と色々な意見が出て、ご入居者を一番に考えて一生懸命動いている姿が素晴らしいと思います。
相談すると「こうした方が良いよ」「それはこうよ」とアドバイスをくださったり、「こうしてみようか」「これを試してみようとか」と色々な意見が出て、ご入居者を一番に考えて一生懸命動いている姿が素晴らしいと思います。
ますいさん
うつのみや
ミーティングのような場がなくても、普段から声を掛けあって改善できる環境なのですね。
「最近ごはんを食べられていないよね」と誰かが話すと、看護スタッフも含めて「何が好きなんやろう」と色々工夫して提供してみたり、何かできないか色々な視点で考えます。
ますいさん
うつのみや
普段から話せる環境があるのはいいですね。
ますいさん自身も気を付けられていることはありますか。
ますいさん自身も気を付けられていることはありますか。
気づきを皆で共有することです。
皆の意見を聞きたいなと思うことは、会議の場で聞いたりもします。
皆の意見を聞きたいなと思うことは、会議の場で聞いたりもします。
ますいさん
うつのみや
これまでも介護の仕事をされていたので、大きなギャップはないかもしれませんが、その他に入社後苦労したことはありますか?
実は不得意なことがありまして・・・。
ますいさん
パソコンを全然やったことなく、すごく苦手で。
入社して一番苦労したことと言えば、介護記録の入力にすごく時間がかかってしまって、皆さんに迷惑をかけてしまいました。
今もなんですが。
入社して一番苦労したことと言えば、介護記録の入力にすごく時間がかかってしまって、皆さんに迷惑をかけてしまいました。
今もなんですが。
ますいさん
皆さん優しく丁寧に教えてくださって、私専用のようにずっとタブレットを1台独占してしまって申し訳なく感じていました。
そんな時も施設長や先輩スタッフからは「大丈夫ですよ」と声をかけていただいて、「占領してごめんなさい」と焦りながらも安心できました。
そんな時も施設長や先輩スタッフからは「大丈夫ですよ」と声をかけていただいて、「占領してごめんなさい」と焦りながらも安心できました。
ますいさん
うつのみや
大丈夫です、タブレットも増えましたので!
「私のために増えたのかな?!」と正直思いました。
今も苦労しています。
今も苦労しています。
ますいさん
でも、皆さんいい方ばかりで、周りのスタッフにすごく恵まれていて、明るくていい職場です。
ますいさん
うつのみや
最後に、今後の目標を聞かせてください。
そうですね・・・。
私自身が、ご入居者に安心していただける存在になること。
傍にいることで安心してもらえる存在になりたいです。
私自身が、ご入居者に安心していただける存在になること。
傍にいることで安心してもらえる存在になりたいです。
ますいさん




