2026年度CSエピソード賞 本選考会&結果発表
会社・組織
- アルファリビング西宮北口
- アルファリビング神戸本山
- アルファリビング高松松縄
- アルファリビング松山本町
- アルファリビング姫路城西
- アルファリビング岡山後楽園
- アルファリビング福山多治米
- アルファリビング長崎諏訪の杜
- アルファリビング鹿児島東千石

9月9日、2026年度CSエピソード賞 本選考会をオンライン(Zoom)にて実施しました。


各アルファリビングから提出されたエピソードをエリアごとに事前選考し、本選考会では選出された9施設のエピソードを各施設代表者が発表しました。
CSエピソード賞とは、「経営理念を実現したエピソードを社内で発表しあい、模範的な取り組みを行ったチームを称えるために設けられた賞」です。
CSとはCustomer Satisfaction(顧客満足)の略称で、エントリーや審査を通じて各拠点の取り組みを言語化し、「良いケアとは?」を追求し続ける社内文化を育てることを目的としています。
審査は、施設長・エリアマネージャー・部長・本部長・社長で行いました。
審査基準
審査基準は以下の5項目です。
・理念(ブランドスローガン・ミッション)や方針を具現化している
・介護保険制度の目的である「自立支援」に繋がっている
・ご家族の希望や願いに繋がっている=提供者主体でなくお客様主体
・「お客様を主語にしたエピソード(物語)」が働くスタッフに感動を与える
・取り組みやチームケアの具体的な行動が働くスタッフに模範的である
・取り組んだプロセスは仕組み化されていて、単発でなく再現可能性が高い
今年度、本選考会に選ばれたアルファリビングは以下の通りです。
【高松エリア】高松松縄
【松山エリア】松山本町
【岡山・倉敷エリア】岡山後楽園
【広島・福山エリア】福山多治米
【九州エリア】長崎諏訪の杜、鹿児島東千石
【阪神・京都・姫路エリア】姫路城西、西宮北口、神戸本山
各施設約9分間(発表5分+質疑応答3分+審査1分)の発表を行い、合計3時間かけて審査が行われました。






最期の時間を迎えるためにご家族とともに準備を進めたお話や、目標に向かうご入居者を支えるお話、日常生活を取り戻すための取り組みなど、心温まるエピソードをたくさん聞くことができました。
それではさっそく、受賞施設の発表です!!
<最優秀CS賞>
最優秀賞【岡山後楽園】

要介護5のK様は、脳出血の後遺症による麻痺で身の回りの動作に介助が必要ながらも、「良くなりたい」という強い気持ちで日々のリハビリに一生懸命取り組まれていました。ご主人との外出を重ねるうちに自信を深めたK様は、車いすで行くことは難しいと思われていたエジプト旅行に挑戦することに。
その計画を聞いたリハビリスタッフは、乗り物への乗り降り方法の調査や移乗シミュレーション、バリアフリーでない環境下での排泄介助の検討など、多方面から準備を重ねました。13時間のフライトを含む海外旅行は大きなトラブルもなく大成功。「皆さんのおかげです、ありがとう」と繰り返し語ってくださったK様は、その後も北海道旅行など国内旅行を楽しまれています。
<審査コメント> アルファリビング岡山後楽園の皆さん、最優秀CS賞の受賞、おめでとうございます。
「良くなりたい」というK様ご本人の強い意志を軸に、リハビリ・介護・訪問看護が連携し、国内旅行から海外旅行へと一歩ずつ挑戦を後押しされたプロセスは、まさに「自立支援」の実践そのものです。移乗方法のシミュレーションや排泄介助の検討など、リスクを可視化しながら「できない理由」ではなく「できる方法」を考え抜いた行動は、他施設にとっても大きな模範となるものでした。エジプト旅行という前例のない挑戦を実現させたことは、お客様を主語にしたエピソードとして、審査員・スタッフ全員の心を動かしました。今後もぜひ、この取り組みを仕組みとして他施設にも広げていってください。
<優秀CS賞>
優秀賞【アルファリビング松山本町】

90代・要介護1の女性入居者様は、県外での転倒による入院をきっかけに独居生活が難しくなりアルファリビングへ入居されました。ご本人が認識する身体状況と実際の身体能力にギャップがあり、居室内での転倒により頭部を14針縫合する事故も経験されましたが、「自分のタイミングでトイレに行きたい」「好きな時に本を読みたい」というご本人の想いは変わりませんでした。
スタッフは「動きたい」という気持ちを制限するのではなく、「どうすれば安全に叶えられるか」をご本人・ご家族と一緒に考え、居室環境の見直しや歩行器を使ったリハビリを重ねました。その結果、現在では歩行器を使ってご自身のタイミングで館内を自由に移動できるまでに。「本人の想いを起点に考える」というCS風土づくりにつながった取り組みです。
<審査コメント> アルファリビング松山本町の皆さん、優秀CS賞の受賞おめでとうございます。
転倒のリスクと向き合いながらも、「動きたい」というご本人の想いを制限せず、「どうすれば安全に叶えられるか」を多職種で考え抜いた姿勢は、まさに自立支援の原点です。居室環境の見直しや歩行器の選定など、一つひとつの工夫を積み重ねたプロセスは再現性が高く、他施設でも取り入れやすい好事例として評価されました。
優秀賞【アルファリビング福山多治米】

アルファリビング福山多治米では、毎年恒例の「芦田川花火大会」鑑賞会を屋上で開催しています。昨年からはご入居者だけでなく地域の皆様も参加できる行事へと広がり、施設オーナー様の「地域に貢献し、人が集まる場所になってほしい」という想いを受け継いだ取り組みです。
準備を進める中で、取引業者の方がスロープの貸し出しを申し出てくださったり、町内会が回覧板を回してくださったりと、自然と協力の輪が広がりました。当日は花火が上がるたびに歓声と拍手が起こり、「こんな素敵な施設があるなんて知りませんでした」「母とこんなに穏やかな時間を過ごせたのは久しぶり」といった声も届きました。地域とともに歩む施設づくりの好例です。
<審査コメント(案)> アルファリビング福山多治米の皆さん、優秀CS賞の受賞おめでとうございます。
ご入居者だけでなく、ご家族、地域の皆様までも巻き込んだ取り組みは、施設の理念である「地域に貢献し、人が集まる場所になる」を体現するものです。取引業者や町内会が自然と協力してくださったのは、日頃からの信頼関係の積み重ねの成果だと思います。単発のイベントで終わらせず、毎年恒例の取り組みとして継続・仕組み化されている点も高く評価されました。
優秀賞【アルファリビング西宮北口】

「ガン末期の叔母を、ここで受け入れてもらえますか」というご家族からのご相談から始まった看取りのエピソードです。24時間体制の医療機関ではない中、T様の「最期まで自分の口で食べたい」という願いを、訪問看護ステーションや協力医療機関と密に連携しながら支え続けました。入居中の姉・K様との時間も大切にし、6月末、ご家族とK様に見守られながら穏やかに旅立たれました。
この経験は「誰もが再現できる看取り支援プロセス」として仕組み化。看取り研修の定例化や、夜勤者向け「観察ポイントシート」の導入など、施設全体の体制強化にもつなげています。
<審査コメント(案)> アルファリビング西宮北口の皆さん、優秀CS賞の受賞おめでとうございます。
24時間体制の医療機関ではない中での看取りの受け入れは、大きな挑戦だったと思います。それでも「食べたい」というT様の願いを最優先にし、訪問看護や協力医療機関と密に連携しながら支え続けた姿勢に、深く心を動かされました。今回の経験を「看取り研修」や「観察ポイントシート」として仕組み化し、経験の浅いスタッフも安心して看取りに向き合える体制につなげている点は、再現性・模範性の両面で高く評価できます。
惜しくも受賞を逃した施設の皆さん(発表順)





受賞された皆さん、おめでとうございます! スタッフの皆さんが、ご入居者やご家族にどう向き合うかを考え抜き、チームで取り組んだエピソードは、どれも感動的で素晴らしいものでした。
最優秀CS賞を受賞されたアルファリビング岡山後楽園は、来年1月に開催されるあなぶきグループキックオフにて表彰されます。
どのエピソードもジーンと心に深く響き、感動いたしました。
素敵なエピソードをお聞かせくださり、ありがとうございました。




