【インタビュー記事】病院・美容クリニックから転職した看護師が語る「高齢者施設で働くやりがい」

病院、美容クリニック、そして高齢者施設へ——3つの現場を経験した看護スタッフ・いしむらさん(アルファリビング西宮北口)に、入社の経緯から日々の仕事内容、“やりがい”までお話を伺いました。
「高齢者施設(介護付きホーム)の看護師って実際どんな仕事?」
「病院とどう違うの?」などの疑問をお持ちの方におすすめの記事です。ぜひ読んでみてください。

看護師を目指したきっかけ

介護士として働くお父様の背中を見て育ったいしむらさん。中学生の頃、夏休みの宿題でお父様の職場を見学したことが、医療・介護の世界に進むきっかけになりました。

「伺った施設がすごくアットホームで、みんな笑顔で。忙しそうなのに笑顔があって、おじいちゃんおばあちゃんも楽しそうで。介護って楽しそうだなと思いました」

お父様からは「介護は体力仕事だから女性には大変かも。看護師の方が向いているよ」とアドバイスをもらい、看護学科のある4年制大学に進学。卒業後は中小規模の病院に就職し、コロナ禍のコロナ病棟に配属されました。

コロナ病棟(1年半)、美容クリニック(2年半)——それぞれの現場で学んだこと

コロナ禍の真っただ中、いしむらさんは最前線のコロナ病棟で働きました。コロナ疑いの患者さんや重症の患者さんが次々と運ばれてくる中、認知症の患者さんが徘徊しないよう廊下に防犯カメラを設置するなど、通常とは全く異なる病院環境での看護でした。

新人ということもあったと思うのですが、夜勤が体質的に合わなくて。仕事中の仮眠は全然取れず、家に帰っても気が張りすぎてずっと起きてしまって。1年半の間、平均3時間くらいの睡眠で。限界がきてやっと眠れる、という感じでした。

睡眠不足により日中の集中力にも影響が出るようになり、病院を退職。次に向かったのは美容クリニックでした。脱毛・注入・美容点滴など幅広い施術をこなしながら、リーダー職にも就きました。しかしヘルニアを患い、長時間の中腰作業が難しくなったこと、また「もっと違うことがしたい」という気持ちが芽生え、転職を決意します。

美容はもうやりきったと思えたタイミングでした。夜勤はありませんでしたが、忙しくて帰宅時間が遅くなることもしばしばで。
また、もう一度、医療・介護の仕事に戻りたいという気持ちがあり、介護業界をのぞいてみることにしました。

高齢者施設の看護師という選択

「訪問看護」と「高齢者施設」、両方の面接を受けたいしむらさんが「高齢者施設」を選んだのは、「医療の現場を離れてから3年のブランクがあったので、より落ち着いた環境で医療を取り戻したかった」からです。そして、アルファリビング西宮北口のもりもと施設長の言葉が決め手になりました。

面接のとき、施設長に「もし医療をもっとやりたくなったら、あなぶきメディカル内で訪問看護に移る道もあるよ」と言ってもらって。選択肢があることに魅力を感じました。

入社して1年が経った今は、夜勤なしの環境(オンコールあり。年に1~2回ほど応対)で、毎日のラウンドから水分補給の声かけ、往診の情報まとめ、口腔ケア、排泄介助、そしてお看取りまで、ご入居者の生活全体をサポートする仕事を行っています。

介護付きホームにおける看護・介護の連携

いしむらさんが入社して驚いたのは、看護スタッフと介護スタッフの距離の近さでした。アルファリビング西宮北口は介護付きホームです。住宅型有料老人ホームでは看護スタッフは訪問看護として関わる形になりますが、介護付きホームでは、看護・介護スタッフがチームでご入居者のサービスにあたります。

内線で「これやります」「これお願いします」ってやりとりを介護・看護のスタッフ間でしています。月に一回は全員参加の事業所会議もあるので、入居者様にとって何がベストか意見を出し合いすり合わせを行っています。

また、アルファリビング西宮北口と連携先の24時間対応クリニック(病院)が近くにあり、困ったときはクリニックのベテラン看護師にすぐ電話できる環境も安心材料になっています。

わからないことは遠慮なく聞いています。みなさん優しく教えてくれます。

入居者さんとの関係が、やりがいのすべて

仕事のやりがいについて聞くと、いしむらさんは入社1か月ごろのエピソードを話してくれました。

認知症の方が、私の名前を呼んでくれた瞬間があって。覚えてくれているんだ、ちゃんと見てくれているんだって、すごくうれしかったです。病院や美容クリニックの患者さんとは接する密度、時間が全然違うと思いました。

また、看取りの場面でも。

老衰で穏やかに旅立たれる方に、最期まで寄り添えるのがアルファリビングの良いところです。ご家族もいつでも面会できる環境なので、「最期まで一緒にいられた、ありがとう」とおっしゃってもらえることがあります。毎日お支えした入居者様がお亡くなりになられるのは、とても辛いですが、それ以上に「入居者様、ご家族のために働くことができてよかった」という気持ちになれます。コロナ病棟でのお看取りでは、ご家族にかかわることもなく、ただ辛いだけでした。

高齢者施設で働く看護師、向いているのはどんな人?

最後に、いしむらさんに聞きました。「高齢者施設で働く看護師に向いているのはどんな人だと思いますか?」

入院から退院までで終わりじゃなく、もっとその人と長く、深く関わりたいという人に向いていると思います。医療処置だけじゃなく、生活をより良くするためにいろんなことに関わっていきたい人。あとは、看護師・介護士・ケアマネ・リハビリ・往診の先生・福祉用具の業者さんなど、いろんな職種の人と横のつながりを持ちたい人には、すごくいい環境だと思います。

逆に、「急性期の医療処置をもっとやりたい」「特定の疾患を深く研究したい」という方は病院の方が向いているかもしれない、と率直に話してくれました。

取材を終えて

コロナ病棟、美容クリニック、そして高齢者施設——それぞれの現場で真摯に向き合ってきたいしむらさんの言葉には、自分のキャリアと正直に向き合ってきた軌跡がありました。

今は忙しいけど、病院の時とは全然違う「落ち着き」があります。ゆっくり、でもしっかり、その人の生活ごと関われる仕事ができているのではないかと思います。

この記事を書いた人

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投稿者:shinmyo(広報)

広報を担当しています! 日々、会社の魅力や働く人たちの想いを多くの方に伝えるために、SNS運用や採用広報、社内の情報発信に取り組んでいます。 息子が失くしたものを見つけるのが得意です。

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